・解体工事っていくらぐらいかかるの?
・解体業者はどうやって調べればいいの?
・解体費用を抑える方法はあるの?
購入した土地に古い建物が建っていると、新築の前に解体工事が必要になります。急に「解体工事が必要」と言われても費用や業者の選び方で悩みますよね。
私も新築のために古い家を解体する必要があり、業者や相場の調べ方が分からず困りました。

当時は解体業者との関わりがなく、何から調べればいいのかも分かりませんでした。
そこで今回は、私の見積書(2022年時点)を公開し、相場や補助金、近隣挨拶の注意点と一括見積サービス3社を紹介します。(すぐに一括見積サービスの比較表が見たい方はコチラ)
なお、私が解体した建物は、約46坪の木造で費用は約200万円、かかった期間は約3週間でした。
この記事を読むことで、相場を知ったうえで、適正価格で安心して任せられる業者に解体工事を依頼できるようになります。
1.【結論】解体工事の費用は構造と坪数で決まる
解体工事の費用は、建物の構造と坪数で大まかな目安が分かります。
構造別の坪単価と、坪数ごとの費用の目安は次のとおりです。
| 構造 | 坪単価 | 30坪 | 40坪 | 50坪 |
|---|---|---|---|---|
| 木造 | 3.1〜4.4万円 | 93〜132万円 | 124〜176万円 | 155〜220万円 |
| 鉄骨造 | 3.4〜4.7万円 | 102〜141万円 | 136〜188万円 | 170〜235万円 |
| RC造(鉄筋コンクリート造) | 3.5〜8.0万円 | 105〜240万円 | 140〜320万円 | 175〜400万円 |
ちなみに、私が解体した建物は、約46坪の木造で費用は約200万円、かかった期間は約3週間でした。実際に依頼した解体工事の見積書は2章で公開しています。
1-1|木造の坪単価は鉄骨造やRC造より安い
坪単価の目安は、木造が最も低くRC造は幅が大きくなります。
古い家は木造が多いですが、構造で費用が変わるため、まずは建物の構造を確認してください。確認方法は、土地購入時に売主に聞くか、法務局で取れる登記事項証明書です。
1-2|立地と付帯物の有無で費用は変わる
前面道路の広さや付帯物の有無によって、費用が変わる可能性があるため注意が必要です。
例えば、前面道路が狭く重機が使えない場合は手作業や小型重機での作業が増え効率的に作業できないため、費用と工期が増えます。
また、塀や樹木などの付帯物が多いほど、その分の撤去費用がかかります。

我が家は前面道路が4m弱で、重機が入ったので通常料金で見積りがいただけました。
付帯物の撤去費用が表の金額に含まれるとは限りませんので、見積書で項目を確認してください。
2.【見積り公開】木造46坪で約200万円の内訳
私が2022年に契約した、解体工事の見積書を公開します。

約46坪の木造2階建てで、見積書の金額は約200万円でした。条件は以下のとおりです。
- 延べ床約46坪の2階建て
- 前面道路は4m弱で重機が入った
- 家の解体に加えて庭木とブロック塀の撤去を含む
2022年の契約で当時の金額です。今は人件費などが上がっているため、金額が上がっていると予想しています。
2-1|費用は足場と運搬と撤去で構成されていた
見積書の内訳は、次の項目などで構成されています。
- 足場代
- 運搬費
- 建物の撤去費用
見積書の項目はどれも必要な費用に見えたため、値下げ交渉できそうな項目はないと感じました。

項目を交渉するより、複数の見積りを比べるほうが、費用を抑える近道だと今は思います。
2-2|アスベストと埋設物は別途費用になる記載があった
見積書には、アスベストや予測できない埋設物が出た場合は、別途費用がかかると記載されていました。
私の工事では、そのような状況にはならなかったため追加費用は発生しませんでした。

見積書に同じ記載があるか、契約前に確認しておくと安心です。
2-3|工事期間は契約から更地まで約3週間だった
契約から更地になるまで、約3週間でした。
約3週間で46坪の建物が更地になり、次の地盤調査に進めました。近隣への挨拶は業者が回り、クレームはありませんでした。

業者にはしっかりと周辺の方々へ挨拶することと、迷惑をかけないようにすることをお願いしました。
3.解体費用を抑えるなら一括見積で業者を比較する
解体工事は不要な項目が判断しにくいため、素人が値下げ交渉をするのは難しいです。そのため、複数の業者に一括見積し比較して最安値を狙う方法がオススメです。
3-1|一括見積サービス比較表
まずはどんな一括見積サービスがあるのかを知り、自分に合うものを探しましょう。以下に3つのサービスを比較した表を作成しました。
| サービス名 | 解体工事比較ナビ | 解体の窓口 | 解体工事110番 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
| 見積り費用 | 無料 | 無料 | 無料(場合によって費用発生) |
| 紹介社数 | 最大4社 | 不明 | 不明 |
| 対応エリア | 全国 | 全国 | 全国 |
| サポート | お断り代行サービス | キャンセル代行サービス | お断り代行サービス 助成金申請サポート |
| 申込方法 | Web又は電話 | Web又は電話 | Web又は電話 |
| 現地立ち合いの必要 | 無しでも可能 | 無しでも可能 | 不明 |
| 営業連絡の有無 | 紹介した会社からのみ有 | 選定した会社からのみ有 | 紹介した会社からのみ有 |
| 特徴 | ・直接依頼により、住宅会社経由より20〜30%安くなる事例が豊富(公式サイトの記載) ・審査済みの優良業者を紹介 | ・逆オークション形式で見積りを比べられる ・「しつこい営業電話一切なし」(公式サイトの記載) ・三井住友海上と共同の保険を用意 | ・明朗会計 ・24時間365日対応可能 |
| オススメな人 | ・解体費用を抑えたい人 ・厳しい審査をクリアした業者を希望する人 | ・業者とのやり取りを最低限にしたい人 ・複数の見積りを安い順に比べたい人 | ・スピード感をもって解体業者を決めたい人 ・いつでも連絡できる体制がいい人 |
3-2|費用を抑えたいなら解体工事比較ナビ
解体工事比較ナビは、株式会社サフタが運営するサービスです。
運営会社は、解体工事のほかに、外装塗装や防水工事などの比較サービスも展開しています。
解体工事比較ナビは、平均30%の費用削減をうたう一括見積りを行っています。解体業者に直接依頼するため、中間マージンを減らせる仕組みです。
業者の審査基準は、「実績」「許可証」「専門業」「契約者の声」などが明確になっており、基準をクリアした業者を紹介しています。
・解体費用を抑えたい人
・審査をクリアした業者を希望する人
3-3|営業電話を避けたいなら解体の窓口
解体の窓口は、バリュークリエーション株式会社が運営するサービスです。運営会社は、東京証券取引所グロース市場に上場しています。
公式サイトは、付近の解体業者が次々に安い見積り金額を提示する逆オークション形式だと説明しています。
また、「しつこい営業電話一切なし」と記載があります。見積り内容に納得できない場合は、業者へのキャンセル連絡を無料で代行します。
利用料は無料で、成約後の請求もないと記載されています。
・業者とのやり取りを最低限にしたい人
・複数の見積りを安い順に比べたい人
3-4|急ぎなら解体工事110番
解体工事110番は、シェアリングテクノロジー株式会社が運営するサービスです。運営会社は、東京証券取引所グロース市場に上場しています。

公式サイトによると、365日24時間いつでも連絡可能な体制を整えています。急ぎの場合や、日中に連絡できない場合に便利です。
また、明朗会計を売りにしており、見積りに何が含まれているかを明確に提示します。見積り後の追加料金もかからないと案内されています。
・スピード感をもって解体業者を決めたい人
・いつでも連絡できる体制がいい人
3-5|私は比較せずに後悔した
私は当時、解体工事に関する知識が全くなく、解体業者の知り合いもゼロ。また、解体業者を急いで決めなければいけない状況もありました。
そのため、アイ工務店の営業担当者に個人的に紹介された業者に依頼しました。

結果、問題なく解体できましたが、もう少し費用を抑えられたのかもと後悔しています。
私と同じ後悔をしないためにも、一括見積サービスを使ってみてください。無料で使えるので、使って損はないと思います。
4.解体費用の補助金は自治体ごとに違う
解体工事を行う場合は、解体費用に補助金が出ることがあります。補助金は、市区町村ごとに制度の有無や条件が違います。

私は当時、補助金があるということを知りませんでした。
補助金があるなら使いたいですよね。私は存在を知らず後悔しています。
私と同じ後悔をしないために、まずは市区町村に確認してください。
4-1|補助金は自治体のホームページで調べる
国の補助は、市区町村が行う空き家の除却を支援する仕組みです。所有者向けの補助は、市区町村が制度を整えている場合に使えます。(参考:国土交通省「空き家の除却・活用への支援」)
対象が空き家や老朽化した建物などに限られる場合があるため、自宅の建て替えで使えるかは窓口で確認してください。調べる方法は以下の3つです。
- 「市区町村名+解体+補助金」で検索
- 市区町村の住宅担当の窓口に問い合わせ
- 解体業者に相談
4-2|申請の条件は契約前に確認する
補助金は、申請の条件や時期が自治体ごとに違います。工事の契約前に、窓口で条件を確認してください。
5.解体工事の流れと注意点
5-1|契約前に追加費用の条件を確認する
アスベストや地中の埋設物が出た場合は、別途費用がかかる可能性があります。見積書の該当の記載を、契約前に確認してください。
5-2|近隣挨拶を確実にしてくれる業者を選ぶ
近隣への挨拶は、確実に回ってくれる業者を選んでください。
理由は、解体工事は揺れと音が大きく近隣住民への影響が大きいためです。

我が家は最近、自宅の周辺で2件の解体があり、かなり揺れを感じる場面がありました。
私の工事では、業者が近隣に挨拶を回りました。私自身は挨拶していませんが、近所からのクレームはありませんでした。
挨拶の時期は、複数の解体業者のサイトで、着工の1週間前から10日前などが目安として紹介されています。契約前に業者へ次の3つを確認してください。
- 誰が回るか
- いつ回るか
- どの範囲を回るか
チラシをポスティングする業者もいるため、チラシを事前に見せてもらうと安心です。
5-3|行政手続きは基本的に業者が行う
道路使用許可や廃棄物の適正な処理など、専門的な手続きは、基本的に業者が実施します。

依頼者側で行う手続きは、特にありませんでした。
必要な手続きの有無は、念のため契約前に業者へ確認してください。
5-4|解体後に建物滅失登記が必要になる
建物を解体したあとは、建物滅失登記の申請が必要です。期限は建物がなくなった日から1か月以内で、所有者に申請の義務があります。(参考:法務局「建物を取り壊した」)
申請には、解体した業者が作成する建物滅失証明書などが必要ですので、どのように申請されるのか、解体業者やハウスメーカーの担当者に確認しましょう。
5-5|解体後に地盤調査をして地盤改良が分かった
古い家を解体した更地で地盤調査をして、地盤改良が必要だと分かりました。我が家はキャンペーン期間中だったため、負担は約17万円で済みました。
地盤改良が必要になると、解体費用とは別に費用がかかるため注意が必要です。
6.解体工事の費用に関するよくある質問
6-1|解体工事の平均費用はいくらですか?
建物の構造と坪数で変わります。目安は1章の表のとおりで、木造30坪は約93〜132万円です。私の46坪の木造は約200万円でした(2022年契約)。
6-2|解体工事にはどれぐらいの期間がかかりますか?
私の場合は、契約から更地まで約3週間でした。建物の坪数や構造、現場の状況で変わる可能性があります。
6-3|解体工事に補助金はありますか?
市区町村ごとに制度が違います。調べ方は4章を確認してください。
6-4|追加費用が発生するのはどんなときですか?
アスベストや予測できない埋設物が出たときです。見積書に記載があるか、契約前に確認してください。私の工事では、追加費用は発生しませんでした。
6-5|解体工事の近隣挨拶は必要ですか?
解体工事は揺れや音が出るため、着工前に挨拶を回るのが一般的です。特に今後、その土地に家を建てる場合は周辺住民の方と良好な関係を築くことが重要です。
私の工事では、業者が回りましたがクレームはありませんでした。詳しくは5-2を確認してください。
7.まとめ:解体業者は複数の見積りを比べて選ぼう!
今回は私の解体工事の見積りと相場、注意点、一括見積サービス3社を紹介しました。
- 相場は構造と坪数で決まる(木造30坪で約93〜132万円)
- 業者は複数の見積りを比べて選ぶ
- 補助金と近隣挨拶と地盤調査は契約前に確認
私は紹介された1社で決めて、比較すればよかったと後悔しています。同じ後悔をしてほしくないため、複数の見積りを比べて、納得できる業者を選んでください。
以上、みきまるでした!




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